出典:Yahoo!映画
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第27回すばる文学賞、第130回芥川龍之介賞を受賞した、金原ひとみの小説を原作とし、2008年に今は亡き蜷川幸雄 監督により実写映画化。 また、今は有名女優となった吉高由里子の初主演となる映画でもあります。R15 指定の問題作。 またゲスト出演には、小栗旬と藤原竜也も出演しています。

あらすじ

19歳のルイは、渋谷の夜をあてもなく歩いていた。そこに、声をかけてきた外国人に連れられて、どこかのclubに入っていった。イヤホンをしたまま、clubの中で踊り狂う人々を眺めるルイ。その先に、異様な動きをする一人の青年に目が止まる。

彼は赤毛のモヒカンに眉と顎にピアスをつけたパンク風でルイに近づいてくる。そして、「スプリット・タンって知ってる?」とルイに舌を見せる。彼の舌は蛇のように先端が真っ二つに割れていて、ルイはこの人体改造に興味を持った。そして、ルイはそのアマという青年と同棲することになった。

アマはルイがスプリット・タンにするために、自分も舌にピアスを開けるときに悶絶した怪しい店に連れてきた。そこには、顔じゅうピアスだらけのサディストな彫り師・シバさんがいた。アマはシバさんにルイの舌にピアスを開けて欲しいと頼む。そしてルイは舌にピアスを開けた。

3人は夜の街を呑み歩いて、アマとルイはその帰り道に2人組の男に絡まれる。アマはボコボコに2人に暴力を振るい、そのうち1人の歯を無理やり抜いて愛の印だとルイに渡す。そしてアマとルイはその場から、必死に逃げた。のち、暴力を振るった相手は暴力団員で死亡したというニュースが流れる。

ルイは、自分の体にも最高の絵を刻みたいと思うようになり、シバさんに頼む。そして、アマの背中にある龍とシバさんの腕にある麒麟を入れて欲しいと頼む。シバさんはその代わりにルイと関係を持つことを条件とし、ルイはシバさんとSM関係となった。

ルイは、死に取り憑かれた時、どちらが鮮やかに殺してくれるだろうかと考えるようになった。そしてある日、アマがいなくなった。それと同時にシバさんの元に警察が やってくる。

果たして、3人の関係はどうなっていくのだろうか。。。。。

出典:私的倉庫ーココロブログ
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キャスト

ルイ:吉高由里子

出典:ピクルス
出典:ピクルス

高校1年生の時に原宿でスカウトされ芸能事務所に所属。2006年に映画「紀子の食卓」でデビューし、その後本作品オーディションに合格し、映画初主演を果たす。その後、テレビドラマでも多くのヒロイン役などを演じ、賞も受賞するなどの実力派女優となりました。そして、実は本作主演決定数日後に、事故で顎を怪我したのだとか。。。その後のこの大胆な演技は素晴らしいです。この作品の主人公の世界観が吉高さんにはどハマりの役どころです。

アマ:高良健吾

出典:エキサイトフレンズ
出典:エキサイトフレンズ

地元熊本のタウン誌からスカウトされ、スタッフ兼モデルとして活躍。俳優業に興味もあったことから東京の芸能事務所に紹介を受け、高校卒業後上京。2005年テレビドラマ「ごくせん」で俳優デビューを果たし、翌年「ハリヨの夏」で映画デビュー。そして、今作では特殊メイクを施して挑んでいます。現在の好青年のイメージとは正反対のビジュアルにびっくりする方も多いと思います。

シバ:ARATA

出典:黒ねこ図書館
出典:黒ねこ図書館

俳優として活躍するだけでなく、ファッションモデルとしてもパリコレや東京コレクションでトップモデルとして活躍していた。また自身のファッションブランドを立ち上げ、デザイナーとしても活躍しています。俳優業では、1999年に映画デビューを果たし、2002年映画「ピンポン」で注目を集めます。今作では、とても高良くんと同様にとてもイカツイ格好の彫り師役で、現在のイメージとのギャップに驚きます。

監督:蜷川幸雄

出典:朝日新聞デジタル
出典:朝日新聞デジタル

1935年10月15日、埼玉県川口市生まれ。55年に劇団青俳に入団し、68年に劇団現代人劇場を創立。69年『真情あふるる軽薄さ』で演出家デビュー。72年演劇集団「櫻社」結成、74年同劇団を解散後、『ロミオとジュリエット』で大劇場へ進出、以後日本を代表する演出家として国内外の現代劇から近松門左衛門、シェイクスピア、ギリシャ悲劇など幅広い作品を次々と世に送り出している。
また、83年の『王女メディア』ギリシャ・ローマ公演を皮切りに、毎年海外公演を行い、その活動は広く海外でも注目され高い評価を得ている。
彩の国さいたま芸術劇場ではシェイクスピアの全作品を上演する「彩の国シェイクスピア・シリーズ」を敢行中。
88年『近松心中物語』の第38回芸術選奨文部大臣賞をはじめ受賞歴多数。ロンドングローブ座のアーティスティックディレクターの一人でもある。
2006年彩の国さいたま芸術劇場で55才以上の演劇集団「さいたまゴールド・シアター」創設。2009年若手俳優育成プロジェクト「さいたまネクスト・シアター」開始。
2016年5月12日肺炎による多臓器不全のため永眠。
享年80歳

出典:NINAGAWA公式HP

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感想

当時小説も含め、R指定でもあることからとても過激な作品で衝撃的でした。でも、この作品が、映画界のある一線をぶった切ってくれたような気がします。19歳という少女と女性の間の難しい部分と、死に憧れる年頃という難易度が高い役どころを吉高由里子が演じることによって、彼女のキャラクターと世界観がマッチしていて、いいキャスティングだなと思いました。若い世代が感じる暗闇とは。それを象徴したような作品だと思います。

是非、御覧になってみてください。

最後までお付合いいただきありがとうございました。